なんで汗は臭いのか
体臭の原因のひとつとして、汗をかくこと、いわゆる「発汗」がありますよね。
若い頃のスポーツ等による汗は、青春の象徴として好意的に受け入れられ、ドラマや漫画などでも美しく描かれていたりします。ともすれば恋愛ストーリーなどで、密かに好意を抱くスポーツ少年の汗の臭いを受け入れる女の子が登場したりと、その臭いまでもが美化されていたりしますよね。
でもそれは、あくまでフィクションの中でのことだったり、若者やスポーツといったフレッシュなイメージの上での話だったり・・・。失礼ながら、これをお読みの方には、既にそういったこととは無縁の方も多いのではないでしょうか。正直なところ、私もこれを書きながら遠い目になっています(笑)。
また、肉体労働などで、男が一生懸命に仕事をしてかく汗というのは、非常に美しいものです。「汗が似合う男」と呼ばれてあまりストレートに喜べる人はいないかもしれませんが、ただそれは多くの場合紛れもない褒め言葉であって、汗が似合う男にはやはりイケメンが多いのです。
少し話が逸れてしまいましたが、汗一つとっても、その当事者やシチュエーションなどで、様々なイメージがあるということで・・・。
ところで、それを踏まえて?(笑)、汗をかいても、臭くなる時とならない時があるのは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。
それは、汗の成分が違うからなんです。
汗は、基本的には血液の中の水分に加えて、ミネラルが含まれています。
このミネラルは、皮膚をアルカリ性にする働きがあります。そうすると、皮膚にいる菌が繁殖して臭いが発生するのです。
通常、汗が出る場所である汗腺の働きで、ミネラルの分泌はある程度抑えられています。ところが、疲労や運動不足、あるいはストレスなどで、汗腺の働きがにぶってしまうと、ミネラル分が多く出てしまい、臭くなるという訳です。
ストレスの多い現代社会に生きる我々は、臭い汗をかきやすくなっている、と言えますね。
体臭を改善するには、このように原因をまず理解することが大事なのです。