アイデンティティとしての「臭い」
ある女性が、ルックスも性格も何もかも理想で、これ以上の人にはこの先おそらくめぐり会えないだろう、という男性とめでたくお付き合いすることになりました。
ところが、結果的には、僅か数ヶ月ほどでお別れすることになってしまいました。
理由は「臭い」。その男性、別に体臭がきついとか、口臭が強いとか、常に悪臭を放っているとかいう訳ではなかったらしいのですが、どうしても、その男性の醸す「臭い」に、女性が馴染めなかったそうです。
曰く「クサい訳ではないんだけど」。
確かに、臭いに敏感な人(特に女性?)の中には、これと同じように、臭いを理由に特定の人に対して苦手意識を持っている人が意外といらっしゃるようです。
つまり、体臭が強い人でなくても、何かしらその人のアイデンティティとも呼べる「臭い」があるということです。そしてそれは、一般的には「無臭」と感じられても、特定の人には分かってしまうことがあるのかもしれません。
逆に、親愛なる両親や祖父母にワキガの人がいるのか、あるいはその臭いに何か特別の想い出があるのか、「お付き合いする人は少しワキガの人がいい」などと言う人も実際にいます(!)。
たかがニオイ、されどニオイ、なのかもしれません・・・。
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