体臭にまつわるエピソード(その17)
(※とある女性の手記です)
明らかに、ニオイが違うのです。
うちの会社の話であります。
いわゆる中小企業の部類であって、決して零細企業というほど小さくはありませんが、かといって間違っても大企業ではなく、それでも中小企業の中では割と大きいと思われるうちの会社。
本社ビル(もちろん賃貸ですよ)には、いくつかの部署があって、それぞれ部屋が分かれているのですが、部署によって、女性が多い部署、比較的若い人が多い部署、逆に年齢層が高い部署、などなど、それぞれの特徴がある訳でして。
で、そうです。冒頭に言ったことは、それぞれの部屋での話であります。
誰が設置したのか、部屋によっては、空気清浄機がフル稼働しているところがあります(笑)。いつからか、緑(観葉植物)がいっぱいになった部屋もあります。しかも何故か、消臭効果があると言われているサンセベリアばっかり(笑)。
これ以上詳しくは言いませんが、でもまぁ一つだけ言っちゃうと、うちは(上述したように、決して大企業ではないので)役員にもそれぞれに部屋が与えられているなんてことはなくて、それでも一応、「役員室」として、一つの部屋がパーティションで区切られて、それぞれに個室スペース的なものが与えられています。要するに、役員が集まっている大部屋があるのですが。
当然というか何というか、役員なので、比較的みんな年齢層は高くってですね。そして全員が男性。
私も含め、女性陣は、あまりその役員室には行きたがらないのです。
理由は、ご想像にお任せいたします。決して、お偉いさんだから気兼ねする、という理由だけではないのです。
一人一人はそれほどじゃなかったとしても、何人かが集まると、結構凄いことになるもんだなぁと、痛感している次第です。しかも、部屋という閉じた空間に、みんなが何時間も居る訳ですから・・・。
たかがニオイ、されどニオイ。仕事にも見事に影響してしまっていると言っても、過言ではありません。あ、ちょっとタネ明かしちゃいましたね(笑)。